コラム

居酒屋のお通しはいらない?お通しを大事にするお店が通うべき良店である理由とは?

2020-08-02

悩める人
悩める人
・居酒屋のお通しって何であるの?どういう意味?
・居酒屋のお通しっていらないんだけど、断ってもいいの?

 

この記事はこういった人のために書きました。

 

  • この記事でお伝えしたいこと
  • お通しの意味と歴史について
  • お通しの本当の意味と、良店の見分け方
  • お通しの料金は?断っても大丈夫?

 

  • この記事を書いている僕はこんな人です

お酒が大好きで、夕食替わりに居酒屋にフラっと立ち寄るのが趣味です。(家庭がイヤというわけではありませんよ。笑)
20年近く居酒屋を探訪し続けてきた結果、ドアをガラっと開けると「あっ、ヤマダさん、どうも♪」と言っていただけるお店が何軒もあります。
私は居酒屋の「お通し」(関西では「突き出し」ともいいます)が好きで、いきつけのお店に行くときなどはいつも「今日のお通しは何かな?」と楽しみにしているくらいです。

 

この記事では、酒呑み歴20年の私の視点から、お通しの意味や歴史、また、お通しの楽しみ方についてお伝えします。

 

結論から言うと、お通しはそのお店の「看板メニュー」です。
断っても構いませんが、通しの意味と楽しみ方を知ることで、よりお酒の場を楽しむことができるようになりますよ。
ヤマダ
ヤマダ

 

この記事は3分半ほどで読み終わります。

これまでお通しに疑問を抱いていたり、邪魔だなあと感じていた方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

お通しの意味と歴史について

お通しとは、注文してから料理が出てくるまでの「つなぎ」です。

お酒の方が先に来ちゃいますから、お酒のアテとして楽しむためにお通しは存在するのです。

 

三代目鳥メロさんのコラムにもこう書かれています。

「おし」の意味役割とは?

居酒屋などの場合、お客様に注文をいただいてから、お料理を準備し提供するまでには、どうしてもある程度の時間が必要となります。その間を取り持つのが「お通し」が持つ役割のひとつです。
お客様がお腹を空かせた状態で来店しても、初めに小さなお料理をすぐ出すことができれば、お酒だけを胃に入れるより身体をいたわることもできるでしょう。
また、お通しの味が気に入ればお客様のお店への期待感を高めることも可能ですし、お酒の席で会話のきっかけに、お通しが一役買う場合もあるでしょう。

出典:三代目鳥メロ 鳥メロニュース

 

居酒屋される「おし」の由来

「お通し」という言葉の由来としてもっとも有力な説のひとつに、お客様を席に「通し」た、または注文を厨房に「通し」た合図だ、というものがあります。お通しが卓に置かれていることで、そのお客様からは既に注文をいただいていることを確認する、店員同士の合図になるということです。
日本の飲食店業界で、現在のような「お通し制度」が見られるようになったのは、一説によると昭和10年頃とも言われています。結構歴史のある制度なんですね!

出典:三代目鳥メロ 鳥メロニュース

 

お通しは戦前から店員同士の合図として生まれたものが、今も残っている「文化」ということですね!

 

お通しの本当の意味と良店の見分け方

お通しの意味と由来はわかりましたが、苦手なものが出てきたり、お店によっては冷え冷えで正直あまりおいしくないお通しが出てくることもありますよね。

そのため、お通しに対してあまり良いイメージを持っていない方も多いと思います。

それでもお通しを出す本当の意味とは何でしょうか?

 

お通しはお客様への心遣い

僕は昔、まだ20代半ばのとても寒かった夜、そのときの上司に横浜にある個人で経営されている小さな居酒屋に連れていってもらったことがあります。

そこのご主人にオススメをうかがったところ、「ウチはお通しが一番おいしいよ!」と言われて驚いたのを今でもよく覚えています。

「えっ?」て思いますよね?

でも、ご主人に理由を聞いて納得しました。

「お客さんに最初にお出しする料理ですからね、最初が美味しくなかったらすぐお会計されちゃいますからね」と笑いながら語っておられたのがとても印象的でした。

実際にそのお店のお通しはとてもおいしかったです。

温かい餅の入った厚揚げで、出汁がしっかり効いており、寒い冬には大変うれしい逸品でした。

「ああ、このお店は料理にとてもこだわっているんだ」とすぐに思いました。

今思えば、料理のこだわりはもちろん、寒い夜にわざわざ足を運んでくれたことへのお礼と、最初に「暖」をとってほしいとのお店の心遣いだったのかもしれません。

 

お通しからわかる良いお店の見分け方

そのお店に行ってからは、それまで嫌いだったお通しに対する見方がだいぶ変わりました。

実は私もそれまで、お通しが嫌いでした。というか、存在意義がわからなかったのです。

大変失礼なことかもしれませんが、当時のチェーンの居酒屋では、お通しのイメージといったら、冷え冷えでカピカピ。前の日の残り物でも出しているのだろうとまで思っていました。

今では断言できますが、お通しを大事にしているお店は料理にこだわり、お客様に心遣いができる良店です。

居酒屋に行かれたとき、もしお通しがでてくるお店であったら次のポイントを見てみましょう。

ポイント

  • お通しは出来立てか?もしくはきちんと温めてあるか?
  • その季節、気候にあったメニューかどうか?

 

この二点を満たせるお通しが出てくるそのお店は良いお店です。

特に真冬に、あたたかい、優しい味のお通しが出てくるお店はリピ推奨です!

私は今では、「お通しはそのお店の看板メニュー」であるとまで思っています。

 

お通しの料金は?断っても大丈夫?

お通しの料金はお店にもよりますが、いわゆる「居酒屋」ではだいたい300円~500円が相場ではないでしょうか。

これを高いとみるか安いとみるかは人それぞれの価値観だと思いますが、私個人としては高いとは思いません。

チェーンの居酒屋であれば、お通しを断ることもできるお店が多いです。

もし質のよくないお通しが出てくるようなお店であれば断るのもひとつの手でしょう。

ただ、もし個人でやられているような小さなお店であれば、できればお通しを楽しみのひとつとして足を運んでいただきたいと思っています。(もちろん好みにもよるとは思いますが)

そのお店の料理に対する姿勢や、お客さまへの想いがお通しから伝わってきます。

 

まとめ

居酒屋のお通し(突き出し)は、何で存在するのか?お客さんの好きなものを食べさせてよ、と思っていた方も多いかと思いますが、お通しの本当の意味や想いに気づくと、そのお店に愛着がわいてくるようになると思います。

お酒がおいしいと感じるときはやっぱり仕事帰りですよね。

仕事が忙しいとき、自宅と職場の往復になってしまうことも多いと思います。

そんな中でも、料理にこだわり、お客様に心遣いができるよいお店を知っていただき、仕事が大変な中でも心のオアシスとなる場所を少しでも知ってもらえると、よい気分転換になるのではないかと思います。

 

最後に、僕が好きな太田和彦氏のオススメ著書をご紹介。

この記事を読んで、お通しが楽しみになった!という方が一人でも増えたらうれしいです。

  • この記事を書いた人

ヤマダヒロタカ

インフラエンジニア/ITアーキテクト/プロジェクトマネージャ。 SESのエンジニアから2度の転職を経て、現在某SIerにて技術系組織のマネージャーを務める。

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