エンジニアの転職

転職サイトへ「とりあえず」でも登録しておくべき理由【転職エージェントとの違いも解説】

2020-09-05

悩める人
悩める人
・転職サイトにとりあえず登録して情報収集したいのですが、そういう使い方しても大丈夫?
・まだ転職は考えてない人は転職サイトに登録しない方がいいですよね?

この記事はこういった人のために書きました。

 

  • この記事でお伝えしたいこと
  • 転職サイトとは?
  • まだ転職を考えていなくても転職サイトに登録するべき理由
  • 転職サイト登録時の注意点
  • ITエンジニアにオススメの転職サイト

 

  • この記事を書いている僕はこんな人です

文系出身でIT業界に入り、2度の転職を経て大手SIerで部長として働いています。
キャリアは20年で、プログラマーから、インフラエンジニア、アーキテクト、PMを務め、現在は採用面接官も務めています。
IT業界での長年のキャリアと、過去の転職経験、現役の採用面接官として信頼性の高い情報を発信しています。

 

この記事では、3年程度経験を積んだITエンジニアの方向けに、転職サイトとは何か、転職サイトに登録するメリットについてお話します。

 

結論から言うと、3年程度経験を積んだITエンジニアの方は、まだ転職を考えていなくても転職サイトに登録しておくことをオススメします。自分自身の市場価値を客観的に測ることができますし、登録したからといってすぐに転職活動を始める必要はありません。
ヤマダヒロタカ
ヤマダヒロタカ

 

ある程度経験を積んで、将来的に転職を考えていたり、自分の市場価値を知りたいエンジニアの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

転職サイトとは

よく転職サイトと転職エージェントが混同されて解説されているブログやサイトが多いですが、転職サイトとはどのようなものかお話します。

 

転職サイトでできること

転職サイトとは、Webサイトを通じた転職支援サービスです。

転職サイトは一般的に、様々な業界・職種の求人が掲載されていて、登録者は自由に検索・閲覧が可能です。

中には、特定の業界・職種に特化した転職サイトもあり、数多くの求人情報を比較、検討したうえで、転職サイトを通じて手軽に応募することができます。

基本的には、自分自身で求人を探し応募するという点が特徴で、企業との面接や、報酬・待遇に関する調整も応募者自身で行う必要があります。

そのため、個人で転職活動を行うためのサポートが充実しており、また企業やヘッドハンターからの直接スカウトを受けて応募することもできます。

 

転職サイトでできること

  • 求人情報の検索・閲覧
  • マイページやスマホサイト、適職診断など、個人で転職活動を行うサポートが受けられる
  • 企業やヘッドハンターからの直接スカウトを受けられる

 

転職サイトと転職エージェントとの違い

転職サイトは応募者自身で動くことが基本となります。

それに対して転職エージェントは、キャリアアドバイザー・キャリアカウンセラーと呼ばれる転職支援のプロが、応募者であるあなた専任の担当となります。

そして、マンツーマンでキャリアカウンセリングを行い、あなたに最適な求人企業を無料で紹介する対人型のサービスです。

求人の紹介や、企業との面接、報酬・待遇等に関する調整も転職エージェントが代行してくれます。

転職エージェントは、転職のプロのサポートを直接受けることができ、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策もできるため、転職の成功率も高いと言えます。

 

 転職サイト転職エージェント
手軽さ
基本的に自分で判断しマイペースに進める

キャリアアドバイザと面談し二人三脚で進める
求人の量
多いところで5万件程度

多いところで20万件程度
求人の質
公開案件のみ

公開案件+非公開案件
企業との調整・交渉
キャリアアドバイザが応募から入社まで調整・交渉

応募から入社まで自分で調整・交渉
情報収集
自分で情報収集

キャリアアドバイザが情報提供
書類の添削・面接サポート
アドバイスツールを提供しているサイトがある

キャリアアドバイザが添削・面接サポートを行う
転職の成功率
成功率は自分次第

キャリアアドバイザの腕次第だが成功率は高い

 

転職サイトが向いている人

転職サイトの最大のメリットは「手軽である」という点です。

転職エージェントはどちらかというと、本気で転職活動を始めたい人向けのサービスです。

転職サイトは下記のような人向けのサービスと言えます。

 

転職サイトに向いている人

  • まだ本格的に転職活動を始めたくはないが転職に興味のある人
  • マイペースに情報収集や自分の市場価値を確認したい人
  • ある程度経験・実績があり企業やヘッドハンターからのスカウトを受けたい人

 

転職サイトに登録したからといって、転職活動を始めないといけないということはありません。

じっくりと公開されている求人情報に向き合いながらマイペースに活動を進めていけばよいのです。

 

転職サイトへ「とりあえず」でも登録するべき理由

僕はある程度経験・実績を積んだエンジニアは、転職サイトへ登録することをオススメしており、僕自身も3つの転職サイトに登録しています。

なぜエンジニアが転職サイトに登録するべきなのか、その理由をお話します。

 

業界のトレンドや求められている人材像がわかる

転職サイトは、転職エージェントと同じくらい求人数が多いため、業界研究やキャリア・プランニングに活用できます。

どのような経歴・スキルを持つ人材が、どの程度の年収で募集されているのか、またあなたの意中の企業が、現在どのような人材を求めているのかなどを知る事によって、今後のあなたのキャリアプランを考えるインプットとして活用することができます。

また、企業が求めているスキル・技術や、そのレベル感を知ることもできます。

それらの情報を通じて業界の技術トレンドも知ることができますし、また「古い」と思われているような技術についても需要があるかどうかを調べることができます。

自分の持っているスキル・技術がどの程度需要があるのかは、技術者なら知っておきたいところですよね。

 

自分の市場価値を分析できる

ほとんどの転職サイトが、企業や転職エージェント、ヘッドハンターからスカウトを受けられる仕組みを用意しています。

具体的には下記のようなメール・メッセージが送られてきます。

 

(例)企業からのスカウトメッセージ

 はじめまして。
株式会社**** 採用グループの****と申します。

突然のご連絡で大変失礼いたします。
ビズリーチに登録されている****様のレジュメを拝見しましたところ、現在弊社で募集しております
プロジェクトマネージャーのポジションで****様がご活躍頂ける可能性を強く感じたためオファーさせていただきました。

(中略)

そして、面接の場では弊社について詳しく説明させて頂くとともに、弊社でどのようなご活躍が
出来るのかをお話しさせていただければと思います。

ぜひ、****様の今後のキャリアの選択肢の一つに弊社を加えていただければ幸いです。
それでは、お会いできることを楽しみに、ご返信を心よりお待ちしております。

(例)転職エージェント・ヘッドハンターからのメッセージ

はじめまして、****株式会社でヘッドハンティングを行っております****と申します。

 私は10年間程、情報システム部門のご求人を専門にご支援をしており、
 多くのDX推進・社内IT、情報システム部門へのご転職を志望されている方々とお会いし、
 ご転職支援をさせて頂いております。

 株式会社****様等でのご優秀なご経歴を拝見し、是非一度お話をさせて頂きたいと思いましてご連絡させて頂きました。
※情報システム部門だけでなく、SIer、コンサルファームの情報も提供させて頂いております。

(中略)

上記はあくまで一例でして、その他の求人もご紹介可能でございます。
ご転職活動における情報収集機会として、是非一度情報交換をさせて頂けますと幸いでございます。

以上ご確認いただき、ご関心持っていただけましたら、是非ご連絡いただけますと嬉しいです。
ご連絡を心よりお待ちしております。

 

メール・メッセージへの返信は任意なので、返信しなくても問題はありません。

また、当たり前ですが未経験者や経験が浅い(1~2年程度)エンジニアにスカウトが来ることはあまりないと考えてよいでしょう。

 

スカウトはどのように選別されて送られてくるかというと、以下のようなパターンが多いです。

 

スカウトが送られる仕組み

  • 登録者情報の中から、企業が求めるスキル、年齢、希望年収、希望勤務地等でフィルタリング
  • その中から、履歴書・職務経歴書を確認し、気になる個人を特定してスカウトメッセージを送信(個人情報は隠されています)

 

これは僕がこれまでスカウトをする側として利用してきた転職サイトの例ですが、多くの転職サイトがこの仕組みになっていると考えられます。

スカウトメッセージ自体はほぼ定型文ではありますが、その個人の履歴書・職務経歴書を全て目を通してからスカウトを送るため、プロセスはそれなりに時間がかかり、1日に3~4通も送ることができれば良いほうです。

つまり、スカウトが送られる時点で「書類選考通過」であり、多くの場合はすぐに「1次面接」に進めることになります。

中にはDMのように「スキル」「年齢」などで一斉にスカウトメールを送信する場合もありますが、「面接確約」と書かれている場合は書類選考通過で間違いありません。

 

このように、自分の職務経歴を登録しておけば、企業やヘッドハンターが経歴を確認してくれて、求人とマッチする場合はスカウトが送られてくる仕組みになっています。

あなたが転職サイトに登録してスカウトを受け取ったら、ぜひ下記を確認することをオススメします。

 

  • 具体的に自分のどこに興味を持ってスカウトを送ったのか
  • スカウトされた企業の規模・ポジション・年収はどのくらいか

 

スカウトへの返信は任意とお話しましたが、ぜひ返信してみてください。

ここで重要なことは、企業目線で客観的な評価を聞けるということです。

仕事の評価は、上司や同僚から聞くこともあるかと思いますが、顔も知らない他人から書類の内容だけで評価を受けることができるので、あなたの強みや現在のポジションが適切かどうかなどを客観的な目線で把握できるようになるはずです。

なぜスカウトされたか、ぜひ具体的な理由を聞いてみましょう。

 

また、スカウトを1通受け取ったあなたは、きっと2社目、3社目とスカウトが続くと思います。

スカウトを受けた企業の規模、ポジション、年収を総合的にチェックすることで、自分自身がどの程度の規模の企業、ポジションで活躍が期待できるか、どの程度の年収を得ることができるかの指標にすることができます。

このように、転職サイトに登録することとは、客観的に自分自身の市場価値を確認することに他ならないのです。

 

転職サイト登録時の注意点

転職サイトは気軽に登録することができますが、有効利用するためにいくつか守っておきたい注意点があります。

 

履歴書・職務経歴書は丁寧に書く

繰り返しになりますが、転職サイトを通じてスカウトを受ける場合は、その時点で「書類選考通過」となるケースがほとんどです。

従って、履歴書や職務経歴書は適当に書かず、正しい情報を適切なアピールとなるように書いておく必要があります。

その方法は今後当ブログでも紹介していきたいと思います。(現在作成中)

 

会社バレを防止する

あなたが現在、どの企業にも所属していないなら問題ありませんが、どこか企業に所属している場合は、転職活動をしていることがバレたくないですよね?

転職サイトに登録する場合は、そのサイトに「企業ブロック機能」が備わっていることを確認しましょう。

企業ブロック機能とは、サイトによって呼び方が異なる場合もありますが、基本的にはあなたの登録情報を検索・閲覧できる企業を絞ることです。

ブロックされた企業はあなたの登録情報を検索・閲覧することはできません。

会社バレを防止するためにも、あなたが所属する企業と、付き合いがある子会社などの関連企業は確実にブロックしておくことをオススメします。

 

登録情報は常に最新化する

魅力的な履歴書・職務経歴書も時間がたつと陳腐化します。

また、転職サイトで企業側が登録者を検索するときは「新着情報」「更新情報」が検索上位に表示されることになります。

従って、開発案件やポートフォリオなどが増えたときは、必ず登録した職務経歴書を更新する習慣をつけましょう。

しばらく放置しても、更新をした途端にスカウトが増えるということはよくあります。

 

総合型と業界特化型を併用する

これは重要なことですが、転職サイトは複数登録することをオススメします。

転職サイトには総合型、業界特化型と2つのパターンがあります。

 

  • 総合型:多くの業界・職種を対象としている転職サイト(例:リクナビNEXT、ビズリーチ)
  • 業界特化型:ある業界・職種に限定している転職サイト(例:GeekOut)

 

総合型は案件数が多く、比較的大企業が多いことが特徴です。

業界特化型はスタートアップ・ベンチャー企業に強く、総合型にはない企業が登録していることが多く、併用することでより多くの企業の情報を検索・閲覧することができます。

また、検索・閲覧できる企業数が増えることで、その分スカウトを受けやすくなるメリットもあります。

そのため、多くの企業の情報を見たり、スカウトを受けたい場合は、総合型1~2サイト、業界特化型1サイトを併用することをオススメします。

 

ITエンジニアにオススメの転職サイト

当ブログ独自の視点で、ITエンジニアが自身の市場価値を確認するために最適な転職サイトをご紹介します。

 

総合型サイト

総合型転職サイトで当ブログがオススメするのは下記サイトです。

 

  • リクナビNEXT
  • ミイダス

 

リクナビNEXT

 

リクナビNEXTは、(株)リクルートキャリアが運営している転職サイトで、転職希望者の約8割が登録していると言われている最大手転職サイトです。

 

特徴

  • 日本最大級で最も有名な転職サイトのひとつ
  • 常時1万件の求人数を誇る
  • 20代から50代と幅広い層が登録している

 

常に1万件前後と、国内転職サイトの中でも最大規模の求人数を誇り、会員登録後は求人検索だけでなく、企業からオファーが来る「スカウト機能」を備えています。

また、登録者も20代から50代までと幅広く活用されており、若手だけでなくミドル層にも人気のある転職サービスです。

サービス開始も1977年からと、長年の実績を積み上げていることもあり、転職者側、企業側からも高い信頼・評判を得ていることが伺えます。

まさに「とりあえず」転職サイトに登録してみようと思った人は、まずはリクナビNEXTに登録しておくことをオススメします。

 

リクナビNEXTについては下記で詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

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リクナビNEXTは僕の2度の転職でも活用していました。リクナビNEXT経由でスカウトされたエージェントの方とご縁があり、転職をサポートして頂き現在の会社に入社しました。
ヤマダヒロタカ
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ミイダス

ミイダスは、DODAを展開するパーソルキャリア(旧インテリジェンス)が2015年11月にサービスを開始した、比較的新しい転職サイトです。

2019年4月にミイダスの事業部が分社化し、ミイダス株式会社として転職サイトを運営しています。

特徴

  • 自分の市場価値(想定年収)を診断する機能がある
  • 市場価値(想定年収)に見合った企業から「面接確約済」オファーが来る
  • マッチングサイトの色合いが強く、自分からお目当ての企業に応募できない

ミイダスは一風変わった転職サイトです。

最大の特徴は「市場価値診断機能」を備えており、その結果をもとに企業から「面接確約済オファー」が来ることです。

また、登録者から直接応募はできませんが、フォローすることでアクティブユーザーであることのアピールができます。

本記事の趣旨には最も合致した転職サイトです。

ミイダスの市場価値診断機能は、企業が知りたがる質問に答えていく形式で、その結果に基づいて企業からオファーが来るため、信頼性が高いサービスでおすすめです。比較的新しいサービスであるため、登録者数も少なく、企業から検索されやすいメリットもあります。
ヤマダヒロタカ
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IT業界特化型サイト

IT業界特化型転職サイトで当ブログがオススメするのは下記1サイトです。

 

  • GeekOut

 

GeekOut

GeekOutはパソナキャリアで知られているパソナグループが運営する、IT・Web業界のエンジニアの職種に特化した転職サイトです。

特徴

  • IT・Web業界のエンジニアに特化しており、約7000件のエンジニア求人がある
  • 自ら求人を検索しなくても、自身の志向にあった求人がフィードに届く
  • IT業界に精通したアドバイザーがおり、転職サイトとしてはサポートが充実している

GeekOutは転職サイトと転職エージェントふたつの顔を持つサービスです。

登録時のアドバイザとのやりとりは面談もなく、アドバイザから一方的に求人を送り付けられることもないため、マイペースに転職活動を進めることができます。

もちろん、意中の企業が見つかった際は手厚いサポートを受けられるため、積極的にアドバイザを活用することをおすすめします。

また、IT業界である程度経験を積んだエンジニアを対象としているため、年収600万を超す求人が多いのも特徴です。

GeekOutはスカウト機能こそありませんが、IT業界に特化したサービスであり、自身の経験・スキルに見合った求人がフィードに届くため、間接的に市場価値を確認することができます。3年は経験を積んでおり、年収アップを目的にマイペースに情報収集・転職活動を進めたい方にオススメのサービスです。
ヤマダヒロタカ
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まとめ

ITエンジニア向けに、自分自身の市場価値を確認するために転職サイトを活用するべきというお話をしましたが、いかがでしたでしょうか。

転職活動を行う、行わないに限らず自分自身の市場価値を把握しておくことはエンジニアとして重要です。

自分のスキルの棚卸しができ、エンジニアとしての課題を発見できたり、自信にもつながる大事な作業です。

 

この記事を読んで、エンジニアの方が自分の市場価値を確認するきっかけになったり、転職活動を始めるときの参考になっていただけたら嬉しいです。

 

  • この記事を書いた人
ヤマダヒロタカ

ヤマダヒロタカ

インフラエンジニア/ITアーキテクト/プロジェクトマネージャ。 文系出身でIT未経験から2度の転職を経て、現在大手SIerにて技術系組織の部長を務める。インフラ技術を軸に最適なITアーキテクチャを提案することが責務。

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