エンジニアの成長

インフラエンジニアが読んでおきたいおすすめの本20選【キャリア20年のインフラエンジニアが推薦】

2020-09-14

悩める人
悩める人
・駆け出しのインフラエンジニアですが、今のうちに読んでおくべき本があれば教えてほしいです
・インフラ関連の本が多すぎてどれを選べば良いかわかりません

この記事はこういった人のために書きました。

 

  • この記事でお伝えしたいこと
  • インフラ全般の基礎知識が学べる本
  • サーバー・OS・仮想化技術について学べる本
  • ストレージについて学べる本
  • ネットワークについて学べる本
  • データベースについて学べる本
  • 運用・保守について学べる本
  • CI/CD・自動化について学べる本
  • システムアーキテクチャについて学べる本
  • クラウド技術について学べる本

 

ヤマダといいます。

 

<プロフィール>
新卒でSES企業に入り、2度の転職を経て現在はSIerで部長職として働いています。
キャリアは20年で、C言語のプログラマーから、インフラ、ITアーキテクト、PMを務め、現在は業界調査や人材育成、採用面接も担当しています。
これまで、何百人ものITエンジニアと仕事を共にし、数多くの転職希望者と採用面接を通じて接してきました。

 

この記事では、インフラエンジニアの新人・若手向けに読んでおくべきオススメの本について紹介します。

 

結論から言うと、書籍からまずはインフラエンジニア全員が身に着けるべき基礎知識を学び、その次に自分が目指す専門分野の知識を学びましょう。インフラの分野は多岐に渡り、かつ深い専門性が必要となりますが、業務の中で全てを学ぶことは難しいため書籍からのインプットは非常に大事です。
ヤマダヒロタカ
ヤマダヒロタカ

新人、若手のインフラエンジニアの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

目次

インフラエンジニアが身に着けるべきスキル

 

インフラエンジニアが身に着けるべきスキルは非常に幅広く、全てをマスターするのは無理ですし、泥沼にはまるのでチャレンジしてはいけません。

インフラと言っても技術要素ごとに分類できるため、この記事は全て読まなくても大丈夫です。

下記の中から自分自身の得意分野・担当範囲に近いところを切り取って学ぶことをオススメします。

また、ある程度得意分野の勉強ができている方は、インフラ全体を俯瞰するためにシステムアーキテクチャの勉強をすることもオススメです。

 

インフラエンジニアに必要なスキル

  • インフラ全般の基礎知識
  • サーバー・OS・仮想化技術
  • ストレージ
  • ネットワーク
  • データベース
  • 運用・保守
  • 自動化・CI/CD
  • システムアーキテクチャ
  • クラウド技術

 

なお、インフラに限らず、エンジニア初心者の方向けにおすすめの書籍についても紹介していますので、よかったら読んでみてください。

合わせて読む
エンジニア初心者が読んでおきたいおすすめの本13選【キャリア20年のSIer管理職が推薦】

悩める人・システムエンジニアになりたいのですが、読んでおくべき本はある? ・新人エンジニアですが、今のうちに読んでおくべき本があれば教えてほしい ・エンジニアの本が多すぎてどれを選べば良いかわからない ...

 

インフラ全般の基礎知識が学べる本

インフラエンジニアの教科書

本書では、膨大なユーザを抱えるアプリのインフラの管理・運用に携わっている著者が、インフラエンジニアとはどういう仕事なのか、どういう知識やスキルが求められるか、インフラエンジニアになるにはどうすればいいかなどを、わかりやすく解説しています。

出典:Amazon書籍説明欄

著者の佐野氏はLINEの創業期のメンバーで、創業時は3台しかなかったサーバーを数万台まで拡張した体験談を書かれています。オンプレミス中心で、サーバーだけでなくネットワークやストレージなどインフラをわかりやすく網羅的に書かれているため、新卒や未経験でインフラエンジニアになる方はまず本書を読むことをオススメします。

著者佐野 裕
定価2,200円(税込)
発売日2013/10/26
ページ数183ページ
対象エンジニア全てのインフラエンジニア
対象レベル経験1年目

目次
01 インフラエンジニアの仕事
02 サーバ
03 OS
04 ネットワーク
05 ストレージ
06 購買と商談
07 データセンター
08 ソリューションとセキュリティ
09 インフラ運用
10 大規模インフラ
11 インフラエンジニアの成長

 

インフラエンジニアの教科書2

本書では、主に実務経験を数年積んだインフラエンジニアを対象に、OJTや日常業務からでは身に付けにくいインフラエンジニアの必須知識をわかりやすく解説しています。

出典:Amazon書籍説明欄

前で紹介した「インフラエンジニアの教科書」の続編です。

書籍説明欄にも書かれている通り、インフラエンジニアの仕事内容をある程度経験した人向けの本ですが、基本情報技術者、LPICレベル1、CCNAいずれかの資格を取得できるくらいの知識がある方は、経験を問わずに本書を手に取ってみることをオススメします。

教科書的というよりは実践的な内容で、実際の業務で頭を悩ませる内容について体系的に書かれているため、仕事の予習・復習に役立つ一冊です。

著者佐野 裕
定価2,108(税込)
発売日2016/8/26
ページ数256ページ
対象エンジニア全てのインフラエンジニア
対象レベル経験1年目~3年目程度

目次
CHAPTER-01 プロトコル
CHAPTER-02 OS
CHAPTER-03 ネットワーク
CHAPTER-04 データベース
CHAPTER-05 WEBのサーバサイド開発言語
CHAPTER-06 共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式
CHAPTER-07 障害対策と障害対応
CHAPTER-08 よく知られたセキュリティ攻撃
CHAPTER-09 インターネットの運用と発展をつかさどる組織や団体
CHAPTER-10 RFCの読み方と作られ方
CHAPTER-11 世界規模のインターネットサービス運営
CHAPTER-12 インフラエンジニアとして目指す方向

 

絵で見てわかるITインフラの仕組み

本書では、普遍的な常識をもとに、ITインフラという領域全体を、ミクロ、マクロの視点で、わかりやすいように絵(図)で説明します。自分の扱う領域については知見が深まりつつある中で、ITインフラ全般を学びたいという方におすすめです。

出典:Amazon書籍説明欄

Webサーバ、APサーバ、DBサーバから構成されるいわゆる「Web3階層型システム」の仕組みを図解入りでわかりやすく解説した一冊。

インフラ全般をある程度理解しているエンジニア向けに、実際の業務に必要な「止めないためのシステム」について書かれています。

書籍説明欄にも書かれている通り、ある程度経験を積み、インフラ全般を広く俯瞰したい方向けに作られていますが、用語さえ理解できるようであれば新卒や1年目の方でもオススメできる作りになっています。

著者山崎 泰史
定価2,380円+税
発売日2019/6/19
ページ数376
対象エンジニア全てのインフラエンジニア
対象レベル経験1年目~3年目程度

目次
第1章 インフラアーキテクチャを見てみよう
第2章 サーバーを開けてみよう
第3章 3階層型システムを見てみよう
第4章 インフラを支える理論の基本
第5章 インフラを支える理論の応用
第6章 システムをつなぐネットワークの仕組み
第7章 止めないためのインフラの仕組み
第8章 性能を引き出すためのインフラの仕組み

 

サーバー・OS・仮想化技術について学べる本

新しいLinuxの教科書

Linux自身の機能だけでなく、シェルスクリプトを使ったプログラミングや、Gitによるソフトウェア開発のバージョン管理など、イマドキのエンジニアなら知っておくべき知識についても、丁寧に解説しました!!
Redhat系、Debian系に対応

出典:Amazon書籍説明欄

初心者がLinuxを学ぶために最良と言える一冊です。

Linux OSの仕組みにとどまらず、ファイル操作やテキスト処理のコマンド、シェルスクリプトの書き方といった、若手エンジニアが開発現場ですぐに求められる知識が体系的に説明されています。

Linuxの仕組みは全てのインフラエンジニアが押さえておくべき技術です。

良い意味で教科書的な一冊、開発現場で手元に置いておくと安心です。

著者三宅 英明、大角 祐介
定価2,700円+税
発売日2015/6/6
ページ数440
対象エンジニア全てのインフラエンジニア
対象レベル経験1年目

目次
CHAPTER01 Linuxを使ってみよう
CHAPTER02 シェルって何だろう?
CHAPTER03 シェルの便利な機能
CHAPTER04 ファイルとディレクトリ
CHAPTER05 ファイル操作の基本
CHAPTER06 探す、調べる
CHAPTER07 テキストエディタ
CHAPTER08 bashの設定
CHAPTER09 ファイルパーミッションとスーパーユーザ
CHAPTER10 プロセスとジョブ
CHAPTER11 標準入出力とパイプライン
CHAPTER12 テキスト処理
CHAPTER13 正規表現
CHAPTER14 高度なテキスト処理
CHAPTER15 シェルスクリプトを書こう
CHAPTER16 シェルスクリプトの基礎知識
CHAPTER17 シェルスクリプトを活用しよう
CHAPTER18 アーカイブと圧縮
CHAPTER19 バージョン管理システム
CHAPTER20 ソフトウェアパッケージ
APPENDIX 01 リモートログインとSSH
02 infoドキュメントを読む
03 Linuxと日本語入力
04 参考文献

 

コンピュータシステムの理論と実装

コンピュータの構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、コンパイラ、OSに大別できます。本書では、これらコンピュータの構成要素をひとつずつ組み立てます。

出典:Amazon書籍説明欄

真の意味でコンピューターを理解できる、コンピューターサイエンスを学ぶために最良の一冊です。

課題を解きながらコンピューターのアーキテクチャを細かい部分からボトムアップに学ぶことができます。

僕は常々、エンジニアは全員コンピューターの原理原則は確実に身につけるべきと考えていますが、この本を完全に理解できることには、どこでもやっていけるインフラエンジニアになれると断言します。

経験3年目以降と書きましたが、大学でコンピューターサイエンスを学んだ方や、応用情報技術者試験などをパスできる実力のある方ならすんなりと読める内容に仕上がっています。

著者Noam Nisan、Shimon Schocken 著、斎藤 康毅 訳
定価3,960円
発売日2015/3/25
ページ数416
対象エンジニアサーバーエンジニア
対象レベル経験3年目~5年目程度

目次
1章 ブール論理
2章 ブール算術
3章 順序回路
4章 機械語
5章 コンピュータアーキテクチャ
6章 アセンブラ
7章 バーチャルマシン#1:スタック操作
8章 バーチャルマシン#2:プログラム制御
9章 高水準言語
10章 コンパイラ#1:構文解析
11章 コンパイラ#2:コード生成
12章 オペレーティングシステム
13章 さらに先へ
付録A ハードウェア記述言語(HDL)
付録B テストスクリプト言語
付録C Nand2tetris Software Suiteの使い方

 

Docker実践ガイド

Dockerが利用される環境や背景を説明し、導入前のシステム設計、Dockerの基本的な利用方法、Dockerfileによる自動化の手法、管理・監視ツールについて、実際に操作をしながら解説します。

出典:Amazon書籍説明欄

サーバーの構築や管理を行うエンジニアが身につけておきたい、コンテナ型の仮想環境を作成・配布・実行・管理を行うDockerというプラットフォームについて学べる一冊です。

コンテナ技術は向き・不向きがあるので、どのようなシステムに適用するべきかについても丁寧に書かれています。

Dockerはネットでも情報を調べることができますが、かなり細かく、網羅的に書かれた辞書的な本を一冊手元においておきたいところです。

通読するというよりも、リファレンスとして開発現場で手元に置いておきたい一冊。

著者古賀 政純
定価4,180円(税込)
発売日2019/2/18
ページ数496
対象エンジニアサーバーエンジニア
対象レベル経験2年目~3年目程度

目次
第1章 Dockerとは?
第2章 Docker導入前の準備
第3章 Docker Community Edition
第4章 Dockerfile
第5章 ネットワーキング
第6章 資源管理
第7章 管理ツール
第8章 CoreOSとRancherOS
第9章 Docker Enterprise Edition
第10章 Kubernetesによるオーケストレーション

 

ストレージについて学べる本

IT技術者なら知っておきたい ストレージの原則と技術

本書を読むことで、ストレージ技術を網羅的に学べます。従来型ストレージシステムの最新情報から、最近登場したストレージシステムまで、その構成要素や特徴を解説。クラウド周辺の技術にも誌面を割いています。

出典:Amazon書籍説明欄

グローバルなストレージベンダであるEMC社(現・DELLEMC)のエンジニアがストレージの基礎を網羅的かつ体系的にまとめた一冊。

EMCの教育プログラムにも対応した、ストレージを基礎から学びたい方向けのストレージの入門書です。

EMC製品を例に、少々ベンダ色の強い作りにはなっていますが、ストレージの解説だけでなく、データベースやVMwareのアーキテクチャも踏まえ、それらとストレージがどのような関係性になっているかなど、ストレージが関係するインフラの世界観を全般的に把握できる作りになっており、オススメです。

著者EMC Education Services (著), 株式会社クイープ (翻訳)
定価4,600円+税
発売日2013/2/15
ページ数423
対象エンジニアサーバーエンジニア
対象レベル経験2年目~3年目程度

目次
■Section I ストレージシステム
Chapter1 インフォメーションストレージ入門
Chapter2 データセンター環境
Chapter3 データ保護:RAID
Chapter4 インテリジェントストレージシステム
■Section II ストレージネットワーキングテクノロジー
Chapter5 FC SAN
Chapter6 IP SANとFCoE
Chapter7 NAS
Chapter8 オブジェクトベースストレージとユニファイドストレージ
■Section III バックアップ、アーカイブ、レプリケーション
Chapter9 業務継続入門
Chapter10 バックアップとアーカイブ
Chapter11 ローカルレプリケーション
Chapter12 リモートレプリケーション
■Section IV クラウドコンピューティング
Chapter13 クラウドコンピューティング
■Section V ストレージインフラストラクチャのセキュリティと管理
Chapter14 ストレージインフラストラクチャのセキュリティ
Chapter15 ストレージインフラストラクチャの管理
Appendix/用語集

 

ネットワークについて学べる本

ネットワークはなぜつながるのか

インターネットを通ってサーバーまで行って帰ってくる道筋の途中には、今のネットワークの主要な技術要素が全部あります。そこでの機器やソフトウエアがどのように動き連携しているのかを探検すればネットワーク全体の動きがわかります。

出典:Amazon書籍説明欄

「ブラウザからWebサーバーリクエストを送り、Webサーバーがレスポンスを返すまで」をツアーに見立て、ネットワーク全体の動きを説明している一冊。

あまり教科書的にせず、僕たちが身近に利用しているインターネットを通じてネットワーク初心者が理解しやすいよう工夫が凝らされています。

2007年と昔の本ではありますが、今でもロングセラーとなっている本で、それだけインターネット、ネットワークの仕組みというものは普遍的で変化がないということの現れでもあります。

読みやすい本なので、ネットワークエンジニアだけでなく、インフラに関わる全てのエンジニアに呼んでほしい一冊です。

著者戸根 勤
定価2,400円+税
発売日2007/4/12
ページ数445
対象エンジニア全てのインフラエンジニア
対象レベル経験1年目~3年目程度

目次
第1章 Webブラウザがメッセージを作る―ブラウザ内部を探検
第2章 TCP/IPのデータを電気信号にして送る―プロトコル・スタックとLANアダプタを探検
第3章 ケーブルの先はLAN機器だった―ハブとスイッチ、ルーターを探検
第4章 アクセス回線を通ってインターネットの内部へ―アクセス回線とプロバイダを探検
第5章 サーバー側のLANには何がある
第6章 Webサーバーに到着し、応答データがWebブラウザに戻る―わずか数秒の「長い旅」の終わり

 

マスタリングTCP/IP 入門編

プロトコル、インターネット、ネットワークについての理解を深める最初の一歩として活用ください。

出典:Amazon書籍説明欄

ネットワークを構成するたくさんの技術のうち、TCP/IPにフォーカスした一冊です。

TCP/IPは、コンピューターの技術の「原理原則」のひとつで、これまでも、これからも変わらない基礎的な技術です。

ネットワークエンジニアはもちろんのこと、プログラミングでもTCP/IPの知識が必要となる場合もあるので、全てのエンジニア・プログラマーが身に付けておくべき技術です。

リファレンスとしても活用できる教科書的な一冊ですので、開発現場で手元に置いておくことをオススメします。

著者 井上直也
定価2,420円(税込)
発売日2019/12/1
ページ数400ページ
対象エンジニア全てのインフラエンジニア
対象レベル経験1年目~3年目程度

目次
第1章 ネットワーク基礎知識
第2章 TCP/IP基礎知識
第3章 データリンク
第4章 IPプロトコル
第5章 IPに関連する技術
第6章 TCPとUDP
第7章 ルーティングプロトコル(経路制御プロトコル)
第8章 アプリケーションプロトコル
第9章 セキュリティ
付録

 

インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門

VLAN設計、アドレス設計、冗長化、仮想化などなど、オンプレミスなサーバサイトのネットワーク構築に必要な基礎技術と設計のポイントを、実際の構成例をもとに400超の図を用いて徹底解説。
クラウドとオンプレミスの共存環境が進む中にあっても、ネットワークにかかわるすべてのエンジニアの実務に耐えうる一冊です!

出典:Amazon書籍説明欄

ネットワークに携わるエンジニア全員に読んでほしい一冊です。

教科書としてネットワーク技術が網羅的かつ体系的に整理されているだけでなく、実際の業務で頭を悩ませる設計ポイントについて実際のネットワーク構成を、400を超える図解を使って丁寧に解説しています。

ネットワークの技術は、オンプレミスでもクラウドでも変わりません。

全てのネットワークエンジニアを対象に、技術のリファレンスとしても、実務を学ぶためにも活用できる、オススメの一冊です。

著者みやたひろし
定価3,000円
発売日2019/6/20
ページ数416
対象エンジニアネットワークエンジニア
対象レベル経験1年目~3年目程度

目次
第0章 本書の使い方
第1章 物理設計
第2章 論理設計
第3章 セキュリティ設計・負荷分散設計
第4章 高可用性設計
第5章 管理設計

 

データベースについて学べる本

SQL ゼロからはじめるデータベース操作

SQLの書き方だけはなく、アプリケーションでの利用方法までフォローします。
データベースを扱うアプリを作りたいが何から学習すれば良いかわからない、きちんとSQLを書けるようになりたい、現場で通用する基礎を身につけたい、という方におすすめの1冊です。

出典:Amazon書籍説明欄

データベースとSQLは、これまでも、これからも変わらない普遍的な技術のひとつで、一度覚えると末永く役立つスキルです。

そのデータベースとSQLを入門者向けにわかりやすく、かつ網羅的・体系的に整理・解説している一冊で、入門者が手に取る最初の一冊としてオススメします。

また、それだけでなく、アプリケーションがどのようにデータベースに接続し、どのように利用するかについても踏み込んで書かれており、個別の技術に特化した本というよりは、データベースを扱うアプリケーションも含めた世界観が理解できるようになります。

SQLやデータベースはインフラエンジニア・アプリケーションエンジニア・プログラマといった職種の壁を越え、全てのエンジニアが身に着けて損はない技術です。

著者ミック
定価1,880円+税
発売日2016/6/16
ページ数336
対象エンジニア全てのインフラエンジニア
対象レベル経験1年目

目次
第0章 イントロダクション――SQL学習環境を作ろう
第1章 データベースとSQL
第2章 検索の基本
第3章 集約と並べ替え
第4章 データの更新
第5章 複雑な問い合わせ
第6章 関数、述語、CASE式
第7章 集合演算
第8章 SQLによる高度な処理
第9章 アプリケーションからデータベースへ接続する
付録 練習問題の解答

 

Oracleの基本 ~データベース入門から設計/運用の初歩まで

データベース製品で世界/国内ともにNo.1のシェアを誇るOracleは、データベースに携わるエンジニアにとって必須知識の1つといえます。
Oracleを学びたいすべての人に最適な入門書です。

出典:Amazon書籍説明欄

データベース製品で世界/国内でシェアNo.1の製品であるOracle Databaseの知識は,データベースエンジニアにとって必須知識のひとつで、その製品知識が網羅的・体系的に身に付く一冊です。

Oracleの使い方、アーキテクチャについて詳しく書かれていますが、教科書的な内容というより、よく出力されるエラーやその対処法についても書かれている実践的な一冊に仕上がっています。

Oracleデータベース専業で事業をされており、高い技術力を持つエンジニアが多数在籍するコーソル社が監修した一冊、データベースを扱う若手のエンジニアならぜひとも手元に置いておきたい一冊です。

著者渡部亮太,相川潔,日比野峻佑,岡野平八郎,宮川大地 著,株式会社コーソル 監修
定価2,640円+税
発売日2017/9/22
ページ数368
対象エンジニアデータベースエンジニア
対象レベル経験1年目~3年目程度

目次
第1章 データベースを知る
第2章 Oracleを使ってみる
第3章 より高度なデータ操作を学ぶ
第4章 データをより高速に/安全に扱うしくみ
第5章 テーブル設計の基本を知る
第6章 データベース運用/管理のポイントを押さえる

 

運用・保守について学べる本

運用設計の教科書 ~現場で困らないITサービスマネジメントの実践ノウハウ

能率アップのために導入したシステムが、稼働させたらトラブルが多発し、結果としてコスト増や品質の低下を引き起こす……。そんな事態を防ぐための運用設計のノウハウを、ITILベースの運用オペレーションのプロとして定評のある著者らが体系化した一冊。

出典:Amazon書籍説明欄

運用設計について実務的な内容が書かれた一冊です。

運用設計って何?と思われる若手エンジニアは多いかもしれません。

実際、開発プロジェクトによっては運用設計は軽視されがちで、せっかく業務効率化のために作ったシステムも、運用設計がなされていないばかりに、運用保守作業が非効率で人手がかかり、トラブル対応が遅くなり・・と、逆に金食い虫となる可能性があります。

そうならないよう、運用設計はしっかり上流段階からチームを作って進めるべきなのです。

ITIL管理プロセスにそった形では書かれておらず、教科書的な目的では使いにくいですが、経験豊富な筆者の考えに基づき、とても実務的・実践的な内容になっています。

著者近藤 誠司 
定価2,680円+税
発売日2019/8/23
ページ数320
対象エンジニア全てのインフラエンジニア(特に運用保守エンジニア)
対象レベル経験1年目~3年目程度

目次
1章 運用設計とは
2章 フェーズから考える運用設計
3章 業務運用のケーススタディ
4章 基盤運用のケーススタディ
5章 運用管理のケーススタディ

 

CI/CD・自動化について学べる本

インフラCI実践ガイド

インフラの定義をコード化できるようになると、今度はそれらを適切に管理し、最新状態を保持し、確実に本番システムに適用できる手法が求められるようになります。本書では、こうしたインフラの管理のためにCI(Continuous Integration:継続的インテグレーション)の技術を適応させる方法を紹介します。

出典:Amazon書籍説明欄

システムインフラをコードで記述する「Infrastructure as Code」の考え方に則って、インフラのCIの方法について解説している一冊です。

CIとは、Continuous Integration:継続的インテグレーションのことで、インフラの定義・設定をコード化し、それらを適切にバージョン管理し、確実に本番システムに最新状態のコードを適用する技術を指します。

構成自動化ツールや仮想化/クラウドなどの技術が普及し、Infrastructure as Codeが現実となりつつある今、インフラエンジニアにとってもCIの知識は必須といえるでしょう。

この本では、Infrastructure as Codeの考え方から、旧来のインフラをコード化した例、インフラCIの方法論について、自動化ツールであるAnsibleを例にとり、実際に試せるようコードをダウンロードできるようにもなっており、エンジニアにとって実践的な作りに仕上がっています。

著者中島 倫明, 佐々木 健太郎, 北山 晋吾, 齊藤 秀喜
定価4,200円+税
発売日2018/6/18
ページ数424
対象エンジニア全てのインフラエンジニア
対象レベル経験3年目~5年目程度

目次
第1章 ITインフラの設計/構築/維持の変化
第2章 インフラCIの考え方
第3章 演習環境の概要と構築方法
第4章 演習のシナリオ解説
第5章 環境構築の自動化
第6章 テストの自動化
第7章 CIのパイプライン
第8章 インフラCIを循環させる仕組み
第9章 より品質の高い成果物を作る
第10章 インテグレーションからデリバリーへ
第11章 自動化を超えて継続的改善へ

 

 

Ansible実践ガイド

これからAnsibleを利用し、システム構築の自動化を始めてみたいというエントリーユーザーから、既存の運用プロセスからの自動化を図りたいという実務向けのユーザーまで幅広く活用していただける内容です。

出典:Amazon書籍説明欄

オンプレミス、クラウドと、環境を問わず設定変更を統一的に制御できる構成管理ツールでもあり、自動化ツールでもあるAnsibleについてまとめられた一冊です。

Ansibleを初めて扱うエンジニア向けに、基礎から応用まで「Ansibleで実現できること」を知ることに適した本です。

なお、上述した「インフラCI実践ガイド」と合わせて読むとより理解が深まります。

著者北⼭ 晋吾, 佐藤 学, 塚本 正隆, 畠中幸司, 横地 晃
定価3,400円+税
発売日2019/10/18
ページ数416
対象エンジニア全インフラエンジニア
対象レベル経験2年目~3年目程度

目次
はじめに
第 1 章 Ansible の概要
第 2 章 Ansible の基礎
第 3 章 プレイブックとインベントリ
第 4 章 アプリケーションデプロイメント - Orchestration
第 5 章 システムの構成管理 - Configuration Management
第 6 章 ブートストラッピング - Bootstrapping
第 7 章 Ansible の徹底活用
第 8 章 組織で実践する自動化
終わりに

 

システムアーキテクチャについて学べる本

Webを支える技術

本書のテーマは,Webサービスの実践的な設計です。

出典:Amazon書籍説明欄

Webのしくみや動作原理を知りたい方から、Webサービス(Webアプリケーション/Web API)の設計・開発に携わるエンジニア向けに、Webの技術が網羅的に解説されている一冊です。

Webの仕組みは覚えることが非常に広範囲に及び、Web系エンジニアとして働こうとしている方は大変ですがぜひ何度も通読することをオススメします。

この本に限らず、技術書はリファレンスとして使うエンジニアが多いですが、自分の専門分野として頭ひとつ抜け出たい方は、ぜひ繰り返し通読してください。

著者山本陽平
定価本体2,200円+税
発売日 2010/4/8
ページ数400ページ
対象エンジニア全てのインフラエンジニア(特にWeb系のバックエンドエンジニア)
対象レベル経験1年目~3年目程度

目次
第1部 Web概論
第1章 Webとは何か
第2章 Webの歴史
第3部 REST ── Webのアーキテクチャスタイル
第2部 URI
第4章 URIの仕様
第5章 URIの設計
第3部 HTTP
第6章 HTTPの基本
第7章 HTTPメソッド
第8章 ステータスコード
第9章 HTTPヘッダ
第4部 ハイパーメディアフォーマット
第10章 HTML
第11章 microformats
第12章 Atom
第13章 Atom Publishing Protocol
第14章 JSON
第5部 Webサービスの設計
第15章 読み取り専用のWebサービスの設計
第16章 書き込み可能なWebサービスの設計
第17章 リソースの設計
付録

 

インフラデザインパターン

数百プロジェクトの実績から導かれたインフラ設計の定石を、デザインパターンとしてまとめたものです。特にインフラについて経験の浅い技術者(アプリケーション開発者も含む)や、システム構築に責任を持つプロジェクトマネージャ、企業の情報システム部門でシステムの企画や導入の意思決定を行う方、ベンダーの提案や設計を評価・比較する方に向けて書かれています。

出典:Amazon書籍説明欄

システムのインフラを設計する上での設計方法をパターンとして整理した本です。

可用性、セキュリティ、性能、運用保守性や、サーバー、ネットワーク構成、クラウドまで網羅的に書かれています。

製品ベンダではないNTTデータのエンジニアが執筆しているため、具体的な製品名には言及せず、あくまで設計パターンとして書かれています。

よく、インフラの設計を行うときは具体的な製品ありきで設計を進めてしまいがちですが、本来はシステムに必要なインフラの「機能」だけを設計するべきで、その機能に製品を当てはめていくのが正しい手順です。

公共、金融から一般企業、小規模から大規模まで幅広くシステムを手がけているNTTデータ社らしい、世の中の様々なシステムに適用できる設計パターンが書かれています。

ある程度インフラの知識がついてきて、インフラの構成設計の考え方を学びたい若手エンジニアが手元に置いておく一冊としてオススメします。

著者株式会社NTTデータ 杉原健郎,吉田一幸,岩崎賢治,三浦広志,吉田佐智男
定価2,680円+税
発売日2014/2/7
ページ数232
対象エンジニア全てのインフラエンジニア(特にサーバー、ネットワークエンジニア)
対象レベル経験3年目~5年目程度

目次
第1章 インフラデザインパターンとは何か
第2章 可用性要件の実現策 ── システムをダウンさせない
第3章 セキュリティ要件の実現策 ── システムを脅威から守る
第4章 性能・拡張性要件の実現策 ── システムの性能低下を防ぐ
第5章 運用・保守性要件の実現策 ── システム障害を見逃さない
第6章 インフラ構成の設計方式
第7章 クラウドコンピューティングを使った実現策
第8章 [実践]パターンベース設計

 

分散システムデザインパターン

本書は、コンテナを使った分散システムのデザインパターンについて解説する書籍です。コンテナとコンテナオーケストレーションを使うことで、分散システムの設計をパターン化でき、スケーラブルで信頼性の高いサービスをすばやく構築できます。
可用性の高い分散システムの開発が効率的に行えるパターンを多数紹介する本書は、開発及びインフラエンジニア必携の一冊です。

出典:Amazon書籍説明欄

こちらもインフラのデザインパターンについて書かれた本ですが、「分散システム」のデザインパターンに特化している本です。

分散システムとは、ネットワークで接続された複数のコンピュータで作業を分担して行うシステムのことで、ユーザー(外部)から見ると、全体がひとつになった一貫性のあるシステムに見え、作業を分担しているようには見えません。

負荷を分散することでビッグデータなど大量データを素早く処理することが可能です。

本書では、Kubernetesというコンテナ型の製品技術を使った分散処理を前提としており、ある程度コンテナについての基礎知識は必要ですが、Kubernetesの技術を実装例から分散システムの設計パターンについて学ぶことができます。

今後、ビッグデータ分析や活用が一般化されてくると、こういった分散システムの設計知識は必須となってきます。

いわゆるオライリー本で洋書の訳書なので、読み進めるために少々慣れが必要ですが、分散システムについては若手のうちに学んでおくことをオススメします。

著者Brendan Burns 著、松浦 隼人 訳
定価2,860円
発売日2019/4/20
ページ数200
対象エンジニアサーバーエンジニア、ネットワークエンジニア、データベースエンジニア
対象レベル経験3年目~5年目程度

目次
1章 はじめに
第Ⅰ部 シングルノードパターン
2章 サイドカー
3章 アンバサダ
4章 アダプタ
第Ⅱ部 マルチノードパターン
5章 レプリカがロードバランスされたサービス
6章 シャーディングされたサービス
7章 スキャッタ・ギャザー
8章 ファンクションとイベント駆動処理
9章 オーナーシップの選出
第Ⅲ部 バッチ処理パターン
10章 ワークキューシステム
11章 イベント駆動バッチ処理
12章 協調的バッチ処理
13章 まとめ:新しい始まり?

 

クラウド技術について学べる本

Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書

Amazon Web Services(AWS)のしくみや関連技術についてわかりやすく解説する図解本です。エンジニア1年生、IT業界などへの転職・就職を目指す人が、AWS関連の用語、しくみ、クラウドとネットワークの基礎技術などを一通り学ぶことのできる、1冊目の入門書としてふさわしい内容を目指します。

出典:Amazon書籍説明欄

カラー図解により、クラウド全般の基礎技術の解説から、Amazon Web Service(AWS)の用語、仕組みなどを一通りわかりやすく学ぶことができる一冊です。

AWSの主要サービスである、サーバー、ストレージ、ネットワーク、データベースなどに関しても、ひとつひとつわかりやすい説明がされており、これからクラウドを学ぶ若手エンジニアにオススメです。

クラウドはAWSだけでなく、Microsoft AzureやGoogle Cloud、Oracle Cloudなど各ベンダがサービスを展開していますが、現時点ではAWSがデファクト・スタンダードになりつつあります。

そのため、最初はまずAWSを学んでおくことをオススメします。

著者小笠原 種高
定価1,980円+税
発売日2019/11/7
ページ数200
対象エンジニア全てのインフラエンジニア
対象レベル経験2年目~3年目程度

目次
第1章 Amazon Web Servicesの基礎知識
第2章 AWSを知るためのクラウド&ネットワークのしくみ
第3章 AWSを使うためのツール
第4章 サーバーサービス「Amazon EC2」
第5章 ストレージサービス「Amazon S3」
第6章 仮想ネットワークサービス「Amazon VPC」
第7章 データベースサービス「Amazon RDS」
第8章 そのほかの知っておきたいAWSのサービス

 

Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド

オンプレミスからクラウドへ!
ECサイトから基幹システムまで、企業のデータ・サーバをAWSへ移行するためのネットワーク設計・構築、運用・管理のノウハウを紹介

出典:Amazon書籍説明欄

企業のデータやサーバをAWSへ移行するためのネットワーク設計・構築、運用・管理のノウハウが紹介されている一冊です。

AWSそのものを学ぶというより、ある程度AWSの知識があることを前提に、オンプレミスで運用されている既存のシステムをAWSへ移行することを目的とて書かれています。

AWSへの移行に必要な「サービスの選定」「ネットワーク設計・構築」「サーバとデータの移し方」「運用・監視体制の構築」など、移行に特化した内容について実際の手順を踏まえ解説されています。

クラウドを活用したシステムは今後も増えていきますが、新規システムより、既存のオンプレミスのシステムをクラウドに移行する案件の方が間違いなく多くなります。

その時、需要のある市場価値の高いエンジニアになるために、若手のうちからAWSへの移行=クラウド・シフトについて学んでおくことをオススメします。

著者佐々木 拓郎 (著), 林 晋一郎 (著), 瀬戸島 敏宏 (著), 宮川 亮 (著), 金澤 圭 (著)
定価3,200円+税
発売日2018/1/20
ページ数384
対象エンジニアサーバーエンジニア、ネットワークエンジニア
対象レベル経験3年目~5年目程度

目次
Chapter1 AWSサービスの概要
Chapter2 全体設計(管理方針と移行計画)
Chapter3 アカウント管理と権限付与
Chapter4 ネットワーク接続の設計・構築・維持管理
Chapter5 システム設計とサービスの導入
Chapter6 移行テクニック
Chapter7 運用監視の設計・実施

 

 

まとめ

インフラエンジニアの新人・若手向けに読んでおくべきオススメの本をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

インフラエンジニアが扱う技術は非常に範囲が広く深い、専門性の高いものばかりで、業務の中でその全てを身に付けることは難しいです。

なので、業務の外でもなるべく学ぶ機会を増やしていくことが必要で、書籍はその方法のひとつです。

ここで紹介した本の全てを読んでほしいというわけではありませんが、若手のうちに積み上げた知識は必ずあなたの武器になります。

なるべく多くの書籍を手に取ってみてください。

 

この記事を読んで、少しでもインフラエンジニアのみなさんの勉強の参考になれば嬉しいです。

 

 

  • この記事を書いた人

ヤマダヒロタカ

インフラエンジニア/ITアーキテクト/プロジェクトマネージャ。 SESのエンジニアから2度の転職を経て、現在某SIerにて技術系組織のマネージャーを務める。

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