IT業界研究

IT業界の職種とは?必要なスキルと年収について徹底解説!【2020最新版】【未経験者・就活生向け】

2020-08-17

悩める人
悩める人
・IT業界ってどんな職種があるの?仕事内容は?
・IT業界に就職しようと思っていますが、IT業界の職種と必要なスキルや年収について具体的に知りたい

この記事はこういった人のために書きました。

 

  • この記事でお伝えしたいこと
  • そもそもIT業界とは
  • 情報処理サービス(SI)業界の職種について
  • インターネット・Web業界の職種について
  • ソフトウェア業界の職種について
  • ハードウェア業界の職種について

 

  • この記事を書いている僕はこんな人です

IT未経験から新卒でIT業界に入り、2度の転職を経て現在は大手SIerで部長として働いています。
キャリアは20年で、C言語のプログラマーから、インフラエンジニア、アーキテクト、PMを務め、現在は業界調査や人材育成、新卒と中途採用の面接官も務めています。
これまで、何百人ものITエンジニアと仕事を共に、数多くの転職希望者と採用面接を通じて接してきました。

 

この記事では、IT業界を構成する業種ごとに、職種と仕事内容、必要なスキル、年収などについて網羅的に解説します。

 

IT業界は、ITという目に見えないものを扱うため、一言でIT業界といっても多種多様な業種、職種、働き方があります。未経験からIT業界への転職、または新卒でIT業界への就職を考えている人は、どのような仕事内容なのか業界研究をしましょう。
ヤマダ
ヤマダ

 

現在IT業界に興味のある就活生や、未経験からIT業界への転職を考えている方は、目次から興味のある職種をタップ・クリックして読んでみてください。

 

そもそもIT業界とは?

まず、IT業界とは何か?についてお話します。

 

IT業界の基礎知識と業界の分類

IT業界とは、ITの知識・技術そのものや、ソフトウェア・ハードウェアなど、ITの知識・技術をもとに作り上げた製品、Webやインターネット接続などのサービスなどを提供することで売上と利益を得ている企業が集まっている業界です。

一言でIT業界といっても非常に幅広く、たくさんの業種があり、大きく分類すると以下のよう5つの業界に分けることができます。

 

  • 情報処理サービス(SI)業界
  • インターネット・Web業界
  • ソフトウェア業界
  • ハードウェア業界
  • 通信インフラ業界

 

IT業界地図

この業界ごとに、様々な企業が所属しており、企業によってはSIをやりながらハードウェアやソフトウェアを開発している企業もあったりします。

それぞれの業界と、代表的な企業を一枚の地図にまとめるとこのようになります。

 

個々の業界については次の記事に詳しくまとめてみましたので、ぜひこちらも読んでみてください。

合わせて読む
IT業界とは?IT業界地図で業種と代表的な企業について徹底解説【2021最新版】【未経験者・就活生向け】

悩める人・IT業界って一言にいっても、どのような業種があって具体的に何をしているの? ・IT業界に就職しようと思っていますが、IT業界の企業や将来性について具体的に知りたい この記事はこういった人のた ...

続きを見る

 

情報処理サービス(SI)業界の職種

ここからは、それぞれの業界ごとにどのような職種があるのか見ていきます。

  • 情報処理サービス(SI)業界の職種一覧
  • プロジェクトマネージャー
  • システムエンジニア/プログラマー
  • ITコンサルタント
  • システム営業

 

プロジェクトマネージャー(PM)

プロジェクトマネージャー(PM)は、システム開発プロジェクト全体の責任者です。

責任者として、プロジェクト全体の計画を策定し、プロジェクトを実行するためのチーム編成を行います。

プロジェクトが始まると、定期的に各チームの状況をヒアリングし、計画通りスケジュールが進んでいるか、進んでいない場合は原因は何で、どうすれば解決するのかを確認し、解決策の実行やスケジュール修正の判断などを行う「マネジメント」を日々実行していきます。

マネジメントはよく「管理」と誤訳されます。

管理とは、進捗管理表、課題管理表、品質管理簿など、管理するべき項目を集め、指標を設けて見える化することを指します。

もちろんプロジェクトマネジメントに管理は必要ですが、管理はマネジメントの手段のひとつでしかありません。

本来、マネジメントはプロジェクトやその周りを取り巻く、人、モノ、金を使って「どうにかこうにかやりくり」をして目的を達成し成果を出す一連の取り組みのことを指します。

プロジェクトマネージャーとは、単なる管理者ではなく「やりくりをして成果を出すことに責任を持つ職種」なのです。

プロジェクトは基本的に「予定通りに進まない」ことを前提に進めるものなので、常に先々のことを考え、リスクを前もって潰しておく必要があります。

開発したシステムが、スケジュール通り、決められた仕様、品質の通りお客さんに届けられるかどうかは、プロジェクトマネージャーがいかに事前にリスクを潰せるかと言っても過言ではありません。

また、システムより「人間」と向き合うことが多い仕事でもあります。

見積が甘かったときは、大事なメンバーをプロジェクトの途中で離脱させる必要が出ることもあります。そうした時は、もちろんチームメンバーから批判を浴びますし、モチベーションを下げてしまうことにもつながります。

時にはチーム内の人間的なトラブル、いざこざ、ケンカなんてものも発生します。

これらはプロジェクトの問題なので、プロジェクトマネージャーが主体的に解決していく必要があります。そのため、システム開発に必要な論理的思考力やプログラミングの経験はもちろんですが、人間と真正面から向き合い「対話」する、人間の総合力が求められます。

このように負荷が高くストレスが多い仕事ではありますが、プロジェクトが成功したときは何物にも代えがたい喜びも感じる、とてもやりがいのある仕事です。

  • 必要なスキル
  • エンジニアとしての開発スキルと経験
  • コミュニケーション能力、プロジェクト管理手法の習得
  • プロジェクト・マネジメント能力(やりくり能力)
  • リスク予見能力(リスクマネジメント能力)
  • 年収の目安
  • 技術系(IT/通信)全体:457万円(生涯賃金:2億5338万円)
  • プロジェクトマネージャー:656万円(生涯賃金:3億0925万円)

転職・就職DUDA調べ

 

システムエンジニア(SE)/プログラマー(PG)

システムエンジニア(SE)とプログラマー(PG)は、SIerが請け負った企業や自治体のシステム開発を行います。

システムエンジニアは、主にシステムを導入する顧客と会話して、どういったシステムを開発するのかをヒアリングし、システムの仕様を取り決る「上流工程」を担当します。

プログラマーは、システムエンジニアが取り決めた仕様に従って、実際にシステムの上で動くプログラムを作り、正しく動作するかテストする「下流工程」を担当します。

ただ、実はこの分担はあいまいなところもあって、小規模な開発プロジェクトによってはシステムエンジニアが上流から下流まで全て担当するケースも少なくありません。

また、システムエンジニアは上流だけやっておしまいではなく、テストの計画や品質管理、システムのリリースから運用保守への導入など、様々な業務を行いながら、システム開発を上流から下流、運用保守まで一貫して責任を持つことが求められる職種です。

なお、システムエンジニアは、その仕事内容、担当範囲によってたくさんのエンジニアに分類されます。

つまり「システムエンジニア」という呼び方は、情報処理サービス(SI)業界に属するエンジニアの「総称」なのです。

 

  • アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアは、システムの業務アプリケーションの設計を行います。

システムにどのような機能が必要かをヒアリングし、その機能ごとに設計書に落とし込んでいきます。

顧客の業務内容に精通する必要があり、プログラミングや情報処理の知識だけでなく、その業界知識、業務知識も必要となります。

 

  • インフラエンジニア

インフラエンジニアは、システムのインフラ(基盤)部分の設計・構築を行います。

インフラ(基盤)とは、業務アプリケーションが動作するための基礎・土台を指し、家の建築で例えると、基礎部分や水道、ガス、電気の供給部分を指すといえばイメージが湧くでしょうか。

インフラエンジニアはとても専門性の高い知識を持つエンジニアです。

そのため、インフラのどの部分を担当するかでさらに職種が分かれます。

  • サーバーエンジニア: アプリケーションが動作するサーバーやストレージの設計・構築
  • ネットワークエンジニア: インターネットや、WAN、サーバー間をつなぐネットワークの設計・構築
  • データベースエンジニア: 業務アプリケーションが使用するデータを保存するデータベースの設計・構築
  • 運用保守エンジニア: システムの監視やジョブスケジューラなど運用保守で使用する製品の設計・構築

インフラエンジニアの仕事についてまとめた記事です。よかったらぜひ読んでみてください。

合わせて読む
インフラエンジニアとは?仕事内容と年収、働き方について徹底解説【未経験者・就活生向け】

悩める人・インフラエンジニアの仕事内容ってどんなもの? ・インフラエンジニアってどのような仕事内容?年収はいくらくらい? ・覚えることが多くて体力的にもきついと聞いたけど本当? この記事はこういった人 ...

続きを見る

 

  • ITサービスマネージャー

ITサービスマネージャーは、システムの運用保守において、顧客と定められたサービスレベル(トラブル解決までの時間や、故障の多さなど)を保っているかを日々管理し、保たれてない場合はその改善活動を行うエンジニアです。

また、故障が発生した場合は、適切に管理し、トラブル解決までを責任持ってマネジメントする役割もあります。

運用保守全体を取り仕切るマネージャーであり、運用保守のスペシャリストでもあります。

 

  • ITアーキテクト

ITアーキテクトは、システムアーキテクチャの設計を行います。

システムアーキテクチャ設計とは、業務アプリケーションがその機能や性能を満たすために、複数ある処理方式から最も適切な処理方式を選択し、そのシステムに合った形にデザインすることです。

システムが大規模になればなるほど、システム全体を俯瞰してバランスをとるためにITアーキテクトの存在が重要になります。

 

システム開発プロジェクトは、大規模であれば数多くのエンジニアが所属することになり、多くのチームに分けて開発を行います。従って、多くのメンバーとコミュニケーションを密に行って作業を進める必要があるため、プログラミングスキル、論理的思考力に加え、コミュニケーション能力も必要です。

また、提案書や設計書、運用手順書、試験仕様書といったドキュメントを数多く作成することが求められるため、WordやEXCEL、PowerPointを使ったドキュメンテーション能力も求められます。
あまりにドキュメントばかり書いているので、自らを「資料エンジニア(SE)」と自虐的なネタにするエンジニアもいたりします。これは、SIerの長い歴史の中で、自分たちの仕事の成果を形で示す必要のある「請負契約」を守るために真摯に業務を行ってきた結果でもあるのですが。

一般的に、最初はプログラマーとして経験を積んでからシステムエンジニアにキャリアアップすると言われていますが、必ずしもそうとは限りません。

プログラマーとして技術を極め、一生涯プログラマーを貫くという人もいます。

 

  • 必要なスキル
  • プログラミングスキル
  • OS/ネットワークなどITインフラ(基盤)の知識 ※インフラエンジニアのみ
  • 論理的思考力
  • 情報処理の知識
  • コミュニケーション能力
  • ドキュメンテーション能力(文章能力)
  • 年収の目安
  • 技術系(IT/通信)全体:457万円(生涯賃金:2億5338万円)
  • SE/プログラマ:422万円(生涯賃金:2億2724万円)
  • サーバエンジニア:467万円(生涯賃金:2億5039万円)
  • ネットワークエンジニア:457万円(生涯賃金:2億4967万円)
  • データベースエンジニア:414万円(生涯賃金:2億5734万円)

転職・就職DUDA調べ

合わせて読む
システムエンジニア(SE)とは?仕事内容と年収、働き方について徹底解説【未経験者・就活生向け】

悩める人・システムエンジニアの仕事内容ってどんなもの? ・システムエンジニアって色々な種類があってよくわからない ・やっぱり残業が多くて家に帰れないの? この記事はこういった人のために書きました。 & ...

続きを見る

 

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、顧客となる企業や自治体が抱える様々な課題をITで解決するための戦略を立案する職種です。

もう少し具体的にいうと、顧客となる企業や自治体の業務内容をよく理解し、その上で業務上非効率となっているプロセスや手順がないか、その原因は何かを分析し、ITを導入して解決するための提案を行います。

アクセンチュアやデロイトトーマツコンサルティング、アビームコンサルティングなど、外資系コンサルティングファームに所属することが多い職種です。

ITコンサルタントは、その仕事内容から、論理的思考力はもちろんのこと、ITの知識と経営戦略の知識の両面が求められます。また、顧客からの信頼が必要であり、そのためには何よりも経験と実績が必要となります。

 

Tコンサルタントを目指すためには、まずエンジニアやプロジェクトマネージャーとしてITのスキルを積み上げましょう。

そして、システムの開発者の立場として、お客様の担当者とコミュニケーションを行って、どのような小さなことでも構いませんので、業務の課題についてヒアリングし、システムの改善を提案する活動を地道に続けることをおすすめします。

ITコンサルタントは、あくまでお客様の立場に寄り添って業務を行いますので、お客様の立場や気持ちを理解することができないと、仕事になりません。

 

また、ITコンサルタントの職務範囲は戦略立案だけではありません。

ITコンサルタントが全員、経営の課題解決の支援をしているわけではなく、結構泥臭い仕事をしていることも多いです。

システム開発に入る前段階の、顧客の経営課題を分析し、ITを活用した課題解決を行ったり、SIerにシステム化を提案させるための「提案依頼書(RFP)」を作成したり、要件定義など主に上流工程を担当していたりします。

中にはSIerのように上流工程から下流工程まで一貫してシステム開発を行ったり、PMO(Project Management Office)と呼ばれる、進捗管理や課題管理、一次請けSIerとの折衝など、本来は顧客側でやるべき業務を請け負うことも多いのです。

特にPMOを担当すると、顧客とSIerとの間で板挟みになりやすいです。

SIerはプロジェクトがうまく進まなかったりしたときに、PMOに相談を持ち掛けることがあります。

また、顧客は顧客で、仕様変更をうまくSIerにねじ込んでほしいとPMOに依頼したりもします。

このように、意外と人間臭い仕事が多く、世間のイメージとはかけ離れた業務も担当しているのです。

  • 必要なスキル
  • 経営戦略の知識
  • エンジニアとしての開発スキルと経験
  • コミュニケーション能力
  • プレゼンテーション能力
  • ヒアリング能力
  • 年収の目安
  • 技術系(IT/通信)全体:457万円(生涯賃金:2億5338万円)
  • ITコンサルタント:611万円(生涯賃金:3億2649万円)

転職・就職DUDA調べ

 

社内SE/システム企画

社内SEは、一般企業で自社のシステム構築や運用保守や、ヘルプデスクとして社員のPCや社内システムの使い方などへの問い合わせ対応を行う職種です。

自社のシステム構築や運用保守を担当する場合は、いわゆるSIerのエンジニアから見た「顧客担当者」になります。

SIerなどの開発ベンダへシステム開発を請け負わせ、開発ベンダや社内のシステム企画部門や利用部門との調整や交渉を行う役割を担います。

社内SEの部門がシステムの企画部門を兼ねていることも多く、その場合は、自社の経営戦略・事業戦略・組織構造などを理解した上で、その戦略に沿った業務のプロセス改善、業務の効率化、新規ビジネス開発のために最適なITの導入を検討・提案する仕事も行います。

システムの導入後は、利用部門に向けてシステムの利用方法に関する教育やサポートを行いながら、トラブル対応やメンテナンスなどの運用保守業務や、機能追加などアップデートを行っていきます。

教育やサポートを行う中で、様々な問い合わせ対応を行うために、「社内システムやパソコンに関する何でも屋」として扱われることもあるため、その業務内容は多種多様となりやすい傾向があります。

業務内容が多種多様であり、ITに関する様々なスキルを必要とされながらも、ベンダや社内との調整能力が身に付き、自社の経営戦略・事業戦略に触れることもできるため、自社の業務に精通し、深い業界知識をも身に付けることができる、エンジニアのスキルアップ・キャリアアップのためにとても魅力的な仕事です。

また、年収も比較的高めとなります。

  • 必要なスキル
  • システム開発手法(アジャイル・ウォーターフォールなど)
  • OS/ネットワークなどITインフラ(基盤)の知識 ※インフラ開発のみ
  • 論理的思考力
  • 情報処理の知識
  • コミュニケーション能力・調整/交渉力
  • ドキュメンテーション能力(文章能力)
  • 年収の目安
  • 技術系(IT/通信)全体:457万円(生涯賃金:2億5338万円)
  • システム開発/運用:471万円(生涯賃金:2億3861万円)

転職・就職DUDA調べ

 

インターネット・Web業界の職種

次は、私たちにも身近なインターネットやWebサイトを使ったサービスを展開している業界についてです。

  • 情報処理サービス(SI)業界の職種一覧
  • Webプロデューサー
  • Webディレクター
  • Webエンジニア/プログラマー
  • プロダクトマネージャー

 

Webプロデューサー

Webプロデューサーは、Webサイト・Webサービス作成プロジェクト全体の責任者です。

Sierでいうところのプロジェクトマネージャーと似ていますが、WebプロデューサーはWebサイトの企画段階からクライアント(お客様)に入り込み、要望のヒアリングや予算交渉なども主体的に行います。

また、プロジェクトを実行するためのチーム編成や管理を行います。計画通りスケジュールが進んでいるか、お客さんが求める仕様、品質になっているかなどを見極めます。

Webサイトを作り終えてからも、サイトに対するターゲットの反応やアクセス数などをチェックし、そのWebサイトが適切な価値を世の中に提供できているかを見極め、適宜手を入れることも行います。

Webプロデューサーは、Webサイトの専門的スキルがなくてもある程度務まりますが、マネジメントスキルは必須となります。

また、企画段階からクライアントと共に企画を練り上げていくことが多いため、うまくニーズを引き出すコミュニケーションスキルはもちろんのこと、柔軟な発想力、提案力も求められます。

  • 必要なスキル
  • エンジニアとしての開発スキルと経験
  • コミュニケーション能力、プロジェクト管理手法の習得
  • プロジェクト・マネジメント能力(やりくり能力)
  • リスク予見能力(リスクマネジメント能力)
  • 企画力・提案力
  • 年収の目安
  • 技術系(IT/通信)全体:457万円(生涯賃金:2億5338万円)
  • Webプロデューサー/ディレクター:446万円(生涯賃金:2億1741万円)

転職・就職DUDA調べ

 

Webディレクター

Webディレクターは、Webサイト作成プロジェクトのリーダー(現場監督)です。

スケジュール通りに作業が進んでいるか、クライアントが求める品質を確保できているかを適宜チェックしながら、Webエンジニア、プログラマー、Webデザイナーといったメンバーを取りまとめてプロジェクトを推進します。

Sierでいうところのプロジェクトリーダーと似ていますが、クライアントへのWebサイト作成の進捗報告だけでなく、Webサイトのコンテンツ企画や提案を行うWebプランナーの業務を代行することもあります。

Webディレクターは、Webサイト作成のプロジェクトを成功に向かってまとめ上げる仕事であるため、チームメンバーやクライアントとのコミュニケーション能力、ひとつの目標に向かってメンバーをまとめ上げる推進力が求められます。

  • 必要なスキル
  • エンジニアとしての開発スキルと経験
  • コミュニケーション能力、プロジェクト管理手法の習得
  • プロジェクト・マネジメント能力(やりくり能力)
  • 企画力・提案力
  • 年収の目安
  • 技術系(IT/通信)全体:457万円(生涯賃金:2億5338万円)
  • Webプロデューサー/ディレクター:446万円(生涯賃金:2億1741万円)

転職・就職DUDA調べ

 

Webエンジニア/プログラマー

Webエンジニア、Webプログラマーは、Webサイトを作成します。

Webエンジニアは、その担当範囲によって、フロントサイドエンジニアと、バックサイドエンジニアに分かれ、それぞれ仕事内容が異なります。

フロントサイドエンジニアは、Webサイトの利用者が実際に目にする画面や、利用者が情報を入力するフォームや、連携して動作するWebインターフェース部分を、HTML、CSS、Javascriptなどを用いて開発します。

バックエンドエンジニアは、サーバーサイドエンジニアとも呼ばれますが、Webサイトから入力・登録された情報を入力として、Webアプリケーションサーバや、データベースといった、Webサイトの裏側で動作するアプリケーションや、システムインフラ(基盤)を構築する仕事です。

楽天やAmazonにおける商品決済処理や、ネット銀行におけるオンラインバンキング、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSで利用される機能の開発というとわかりやすいでしょうか。

WebエンジニアやWebプログラマーは、プログラミングスキルや、ロジカルに設計を進めるための論理的思考力が必須です。また、チームで仕事を進めるためコミュニケーション能力も必要です。

また、Web系の技術は変化のスピードが早く、様々な新技術が次々と出てきます。

そのため、常に広くアンテナを張り、最新の技術動向をキャッチアップする心構えが必要です。

  • 必要なスキル
  • プログラミングスキル
  • OS/ネットワークなどITインフラ(基盤)の知識 ※サーバーサイドエンジニアのみ
  • 論理的思考力
  • 情報処理の知識
  • コミュニケーション能力
  • ドキュメンテーション能力(文章能力)
  • 年収の目安
  • 技術系(IT/通信)全体:457万円(生涯賃金:2億5338万円)
  • Webサービスエンジニア:429万円(生涯賃金:2億3039万円)

転職・就職DUDA調べ

 

プロダクトマネージャー(PDM)

比較的最近聞かれるようになった職種で、プロダクトとは、その企業が企画・開発し、世の中に送り出す製品やサービスのことを指します。

プロダクトマネージャーは、その製品やサービスの責任者となります。

責任者といっても、プロジェクトマネージャーとの違いは、顧客が企業から市場に代わるところです。

市場のニーズや課題を正確に捉え、その市場にフィットする製品やサービスを生み出すことがポイントであり、市場調査や、製品のロードマップ策定やブランディング、ライフサイクル管理など、技術よりもビジネス寄りのスキルを求められます。

インターネット・Web業界においては、企業が世に送り出すWebサービスがプロダクトに該当し、ソフトウェア業界やハードウェア業界ではその企業が手掛けるソフトウェア、ハードウェアが該当します。

「このサービスは彼が生み出したんだ」という言葉を聞くことがあると思いますが、製品やサービスの企画だけでなく、製品のブランディングやライフサイクルなども踏まえた改善など、製品やサービスをトータルに見ていくことになるクリエイティブな職種です。

※プロダクトマネージャーはソフトウェア業界、ハードウェア業界にも同じ職種がありますが、説明はこちらにまとめます。

  • 必要なスキル
  • 業界知識(製品やサービスを送り出す業界の知識)
  • マーケティング、製品のブランディングの知識
  • コミュニケーション能力、プロジェクト管理手法の習得
  • エンジニアとしての開発スキルと経験
  • プロジェクト・マネジメント能力(やりくり能力)
  • リスク予見能力(リスクマネジメント能力)
  • 年収の目安
  • 技術系(IT/通信)全体:457万円(生涯賃金:2億5338万円)
  • Webサービスエンジニア:500万~1200万

※外資系から国内企業まで年収の幅が広く、楽天では500~800万、Amazonでは800~1000万以上となります。

 

ソフトウェア業界の職種

私たちにも身近なスマホやパソコンのソフトウェアや、企業の業務システム上で動作するソフトウェアを開発する業界です。

 

  • ソフトウェア製品エンジニア
  • プリセールス

 

ソフトウェア製品エンジニア

ソフトウェアエンジニアは、ソフトウェアベンダが製造・販売しているソフトウェア(個人用アプリケーション、OS、ミドルウェアなど)の開発、改良・改善のアップデートを行うエンジニアです。

仕事内容はソフトウェアの設計とプログラミングに特化しています。

ただし、自由に作っていいわけではなく、決められた容量の中で最も効率よく動作するように作ることが求められます。

また、業務アプリケーションと異なり、ソフトウェアを利用するユーザー(利用者やシステムエンジニアなど)がいるため、決められた機能要件を満たすと同時に、ユーザーに使いやすい作り(画面やボタンの配置、設定のしやすさなど)を考慮する必要があります。

難易度や仕事量はまちまちですが、自社の事業を支える製品の開発をゼロから担当するため、クリエイティブかつ、責任感のあるやりがいのある職種です。

  • 必要なスキル
  • プログラミングスキル
  • 製品知識(製品そのものだけでなく、その前提となるハードウェアやOS環境の知識が必要)
  • 論理的思考力
  • 情報処理の知識
  • コミュニケーション能力
  • ドキュメンテーション能力(文章能力)
  • 年収の目安
  • 技術系(IT/通信)全体:457万円(生涯賃金:2億5338万円)
  • スマホアプリ/ネイティブアプリ系エンジニア:442万円(生涯賃金: 2億2918万円)
  • SE/プログラマ:422万円(生涯賃金:2億2724万円)

転職・就職DUDA調べ

プリセールス

プリセールスとは、ソフトウェア製品やハードウェア製品を販売・導入する際に、営業に同行し、その製品の専門的・技術的な知識をもって営業をサポートしする職種です。

一般的に、営業が顧客の窓口となり、プリセールスは製品築の技術面に関わる専門的な説明や、顧客とのQ&Aを行います。

技術面の専門的な説明を行いますが、ITの知識が少ない顧客のために簡素でわかりやすい説明やプレゼンを行う必要があり、技術力とプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力を兼ね備えたハイブリッドなスキルを持った職種です。

場合によっては、製品を導入するシステム開発現場にプリセールスが趣き、導入方法のレクチャーや、トラブルシューティングも行うことがあり、その場合は製品知識だけでなく、システム開発や保守の経験も必要となります。

なお、IT業界の中でも年収が高めであることも特徴です。

  • 必要なスキル
  • 製品知識(製品そのものだけでなく、その前提となるハードウェアやOS環境などの深い知識が必要)
  • システム開発の経験・知識
  • コミュニケーション能力
  • プレゼンテーション能力
  • 年収の目安
  • 技術系(IT/通信)全体:457万円(生涯賃金:2億5338万円)
  • プリセールス:625万円(生涯賃金:3億1316万円)

転職・就職DUDA調べ

 

ハードウェア業界の職種

次はハードウェア業界です。ハードウェア業界では、ハードウェアそのものの設計ではなく、ハードウェアに組み込まれるプログラムを製造するエンジニアについて紹介します。

 

  • 組み込み系エンジニア

 

組み込み系エンジニア

組み込み系エンジニアは、ストレージ装置やサーバーなど、システムを構成する機器(ハードウェア)に搭載される部品に組み込まれるプログラムの設計・開発を行うエンジニアです。

ストレージやサーバーそのものは機械の製品ですが、ストレージのコントローラーなど特定の機能を実現させるためにプログラムを組み込んだ部品があります。このようなシステムを組み込みシステムと呼び、「組み込み系エンジニア」はこの組み込みシステムの設計・製造(プログラミング)などを行います。

組み込みシステムは、業務系と異なり、規模も小さくプログラミングも複雑なものではありません。

だからといって、組み込み系エンジニアの技術力が低いというわけではありません。

ハードウェアの部品は非常に低コストでコンパクトに作られていますので、組み込まれるプログラムもコンパクトに作る必要があります。

しかも部品の制御はそれを利用する機器や人間の動作パターンのすべてを網羅する必要があり、コンパクトに作りつつ、複雑な制御をすべて網羅する必要がある、非常に難易度の高い技術なのです。

今後は様々な「モノ」がインターネットにつながる「IoT」ビジネスが盛り上がってくると予測されており、ハードウェアベンダ各社もIoT時代に向けた新製品を市場に投入してくることが考えられます。

その時流に伴い、組み込み系エンジニアの需要は年々増加しています。

しかし一方で人材の供給が追いつかず、慢性的な技術者不足という問題も抱えています。

そのため経験を問わず技術者を募集している企業もあります。

組み込み系エンジニアはこれから活躍できる職種のひとつと言ってもよいでしょう。

  • 必要なスキル
  • プログラミングスキル(C言語/C++が多い)
  • ハードウェアの知識(ハードウェアの原理、どのように動作するかの知識)
  • 製品知識
  • 英語力(海外の最新技術に触れることが多く、英語の読解力が必要)
  • 年収の目安
  • 技術系(IT/通信)全体:457万円(生涯賃金:2億5338万円)
  • 制御系ソフトウェア開発:435万円(生涯賃金:2億5192万円)

転職・就職DUDA調べ

 

まとめ

IT業界の職種について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

繰り返しになりますが、ITそのものは目に見えないものなので、それをどのような形で売るかは、様々なやり方、業態があり、それを支える数多くの職種のエンジニアがいます。

一言でエンジニアといっても、その職種ごとのミッション、役割が異なり、様々なジャンルのプロフェッショナルが存在することがわかると思います。

また、年収の目安についてもご紹介しましたが、あくまで目安であり、企業の規模、外資系、国内企業とで給与テーブルは大きく変わってきますので、あくまでご参考として見てもらえればと思います。

 

この記事を読んで、少しでもIT業界の業界研究のお役に立てれば嬉しいです。

  • この記事を書いた人

ヤマダヒロタカ

インフラエンジニア/ITアーキテクト/プロジェクトマネージャ。 SESのエンジニアから2度の転職を経て、現在某SIerにて技術系組織のマネージャーを務める。

-IT業界研究

© 2021 YAMADA BLOG